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副業の実績は未経験IT転職で評価される?「趣味レベル」で終わらせない書き方【2026年版】

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動画編集やWebライターの副業を半年続けて、納品した本数も増えてきた。その実績を職務経歴書に書いたのに、書類で落ち続ける。面接で触れても「趣味でやられていたんですね」で流されてしまう。

副業を転職の材料にしようとした未経験者が、よくぶつかる場面です。原因は実績の量ではなく、伝える順番と見せ方にあります。

この記事でわかること。

  • 副業の実績が評価される条件と、評価されない典型パターン
  • 成果物を見せる前に確認が要る秘密保持契約と公開許可
  • 職務経歴書のどこに、どれだけの分量で書くか

結論|重なる部分だけが評価される

副業の実績のうち採用担当者が見ているのは、応募先の仕事と重なる部分だけです。納品本数や副業収入そのものではありません。

転職情報メディアの解説でも、評価対象になる条件は共通しています。副業の内容が応募先の業務と関連していることです。関連があるときは、成果に加えて、自分で機会を作って手を動かしてきた姿勢も材料になります。接点がない副業は、書いても判断材料が増えません。

未経験からのIT・Web転職に当てはめると、評価されやすいのは次のような重なりです。

  • 動画編集の副業 → 映像制作会社、SNS運用、Web制作会社のアシスタント職
  • Webライターの副業 → オウンドメディア運営、Webマーケティング、ディレクター補佐
  • スプレッドシートの自動化や業務効率化 → 社内SE、RPA、情報システム

同じ「月3万円の副業」でも、応募先が受託のシステム開発会社なら、動画編集の実績は接点がほとんどありません。実績の強さではなく、接点の有無が先に効きます。


趣味レベルと見られる3つの原因

「趣味の延長」と受け取られる書き方には、共通する形があります。

原因1|作業内容しか書いていない

「YouTube動画のカット編集とテロップ入れを担当」だけで終わっている書き方です。これは発注側の指示をこなした記録であって、仕事としての判断が見えません。

採用側が知りたいのは、納品までに何を決めたかです。構成案を自分で出したのか、修正依頼にどう対応したのか、納期の遅れをどう防いだのか。判断の跡がある文には、仕事としての重みが出ます。

原因2|数字がないか小さすぎる

職務経歴書の実績は数値を交えて書くのが基本です。ただし副業の場合、金額をそのまま書くと逆効果になることがあります。「月2万円」は、採用担当者から見ると事業規模として小さく映ります。

書くなら、金額以外の数字を選びます。継続した期間、納品した本数、リピート発注の割合、修正回数の推移。「10か月で58本納品、うち7割が同じ発注者からのリピート」は、金額を書かずに継続力と品質を示せます。

原因3|応募先と関係のない実績まで並べている

エン・ジャパンの転職相談ページでは、良い結果でない実績は逆にマイナスの印象を与える恐れがあると説明されています。無理に書く必要はない、という回答です。副業も同じで、短期で終わった案件やジャンル違いの仕事まで一覧にすると、まとまりのない印象になります。

応募先と重なる実績を2〜3件に絞り、残りは「その他、クラウドソーシングで◯件」とまとめる形で足ります。


守秘義務と公開許可の確認手順

成果物を見せる前に、必ず確認が要ります。秘密保持契約(NDA)で成果物の公開が禁じられている案件を、許可なくポートフォリオに載せると契約違反になります。

クラウドワークスは、秘密保持契約を締結できる仕組みを用意しています。契約を結んだ案件は、納品物や案件内容を外部に出せないと考えるのが前提です(最終確認日:2026-09-19)。

実務上の手順は3つです。

  1. 契約書と募集要項を読み直し、公開禁止の定めがあるかを確認する
  2. 定めがない場合も、発注者に「実績としてポートフォリオに掲載してよいか」を文面で確認する
  3. 許可が出た場合も、納品物が発注者側で公開されてから載せる

ランサーズやクラウドワークスの相談板でも、判断に迷う場合は発注者に直接確認するのが確実という回答が繰り返されています。確認を取った記録は、メッセージ画面に残しておきます。

公開できない案件しかない場合は、成果物そのものを出さずに実績を示す方法に切り替えます。ジャンル(企業紹介動画、商品レビュー記事など)、尺や文字数、使用ツール、担当した工程。ここまでなら、発注者が特定されないかたちで書けます。

副業の実績 | 見せ方の選び方

副業実績の3つの見せ方

書類で伝わる量と、守秘義務のリスクは逆方向に動きます

書類で伝わる量守秘義務のリスク準備の手間
職務経歴書に節を作る 成果物は載せない 応募の時点で伝わる 発注者名を書くと抵触の恐れ 書き足しは30分程度
別紙ポートフォリオを添える 成果物を見せる 実物で品質を示せる × 公開許可がないと契約違反 許可取りと制作で数日
面接で口頭だけ伝える 書類には書かない × 書類選考の段階では効かない 成果物を渡さないため低い 準備はほぼ不要
  • ※秘密保持契約の内容は案件ごとに違います。公開の可否は契約書と発注者への確認で判断してください

IT転職ナビ


職務経歴書への書き方

書く場所は、本業の職務経歴の下です。副業を先頭に置くと、本業をおろそかにしている印象につながります。転職情報メディアの解説でも、本業のアピールが先で、副業はそのあとに付け加える位置づけが無難とされています。

見出しは「副業実績」ではなく、応募先の職種名に寄せます。動画編集の副業でWeb制作会社に応募するなら「動画編集(業務委託・継続中)」のように、仕事として続けている形が分かる書き方にします。

分量は職務経歴書のうち5〜8行が目安です。次の4項目を1行ずつ書けば収まります。

  • 期間と稼働形態(例:2026年1月〜現在、平日夜と土日で週10時間程度)
  • 担当した工程(例:構成案の作成、カット編集、テロップ、サムネイル制作)
  • 数字(例:10か月で58本納品、継続発注7割)
  • 応募先の仕事とつながる一文(例:修正依頼の傾向を記録し、2回目以降の差し戻しを半減)

最後の一文が、趣味と仕事を分ける線になります。「やった」で終わらせず、「次に活かすために何を変えたか」まで書きます。

自分で書いた書類が応募先の目にどう映るかは、自分では判断しにくい部分です。書類が通らない状態が続いているなら、未経験者の選考を数多く見ている第三者に読んでもらうと、削る箇所と足す箇所が具体的に分かります。

自分がどの職種と重なっているかが曖昧なままだと、実績の選び方も決まりません。方向が定まっていない段階なら、IT/Web転職タイプ診断(無料)で候補を絞ってから書類に手を付けるほうが早く進みます。


在職中の副業を伝えるかの判断

在職中に副業をしている場合、「現在の会社に無断でやっているのでは」と受け取られないかが気になる点です。

副業を認める企業は増えています。みらいワークスが2026年に公表した大企業向けの調査では、社員の副業容認率は54.6%でした(最終確認日:2026-09-19)。パーソル総合研究所の第四回調査でも、企業の副業容認率と個人の副業実施率がいずれも過去最高になったと報告されています。副業をしていること自体が、それだけでマイナス評価になる時代ではありません。

判断の分かれ目は、現職の就業規則です。

  • 許可制で届け出済み … 書類にそのまま書けます。「就業規則に基づき届け出済み」と一言添えると誤解が消えます
  • 原則禁止だが黙認されている … 書類に書くと、規則を守らない人と見られる可能性があります。応募先と重なる実績だけを、発注者名を伏せて書くのが無難です
  • 完全に禁止 … 実績の中身(作れるもの・使えるツール)を書き、副業という言葉を使わない方法があります

転職後も副業を続けたい場合は、応募先の副業規定を面接の終盤で確認します。内定後に判明すると、入社の判断をやり直すことになります。


よくある質問

Q. 副業の収入は職務経歴書に書くべきですか。

A. 未経験からの転職では、金額を書く利点は小さいです。月数万円の規模は事業実績として評価されにくく、本業への影響を心配される材料にもなります。期間・本数・継続率など、働き方の安定を示す数字に置き換えるほうが伝わります。

Q. 副業で作った作品を、発注者に無断でポートフォリオに載せてもよいですか。

A. 避けてください。秘密保持契約で公開が禁じられている案件では契約違反になります。契約書に定めがない場合も、事前に発注者へ文面で確認するのが確実です。許可が取れない案件は、自主制作(架空案件を想定した作品)で代替できます。

Q. 副業歴は短いのですが、書く意味はありますか。

A. 3か月程度でも、応募先と重なっていれば書く価値があります。短さを隠さず、期間と本数を正直に書いたうえで、続けている理由と次に学ぶ予定を添えます。逆に、応募先と接点のない副業は、短いほど印象に残りません。

Q. 副業の実績があれば、未経験でも実務経験者として扱われますか。

A. 扱われません。求人票の「実務経験」は、原則として雇用または業務委託での職務経験を指します。副業の実績は、書類選考で会ってもらえる確率を上げる材料であって、経験年数の要件を満たすものではありません。応募条件に実務経験の年数が明記されている求人では、条件そのものは変わらない前提で臨んでください。


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まとめ

副業の実績は、量ではなく応募先との重なりで評価が決まります。書くときは本業の下に5〜8行、工程・数字・改善した点の順に絞ります。

成果物を見せる場合は、秘密保持契約の確認と発注者の許可が先です。許可が取れない案件は、ジャンルと工程だけを書けば、契約を守りながら実力を示せます。

在職中の副業は、就業規則の扱いに合わせて書き方を変えます。届け出済みなら明記し、そうでないなら実績の中身だけを書く。この使い分けで、余計な疑問を持たれずに済みます。

参考情報

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、転職・収入を保証するものではありません。