未経験のIT転職、一次面接で落ちるのはなぜ?現場・人事が見ている点と、落ちた後の直し方【2026年版】
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書類は通るのに、一次面接で毎回止まる。何がだめだったのか分からないまま、次の面接の日が来てしまう。未経験のIT転職では、よくある止まり方です。
結論から書きます。未経験の一次面接で落ちる原因は、ほとんどが「なぜITか」「自分で学べるか」「一緒に働けるか」の3点のどれかです。 スキル不足そのものより、学んだことの伝え方で落ちている人が目立ちます。この記事では、一次面接で見られている点、落ちる5つのパターン、不採用理由の確かめ方、次の面接までの直し方を順に整理します。
一次面接は現場と人事が見る関門
一次面接は、現場の責任者や人事担当者が担当することが多い選考です。リクルートエージェントの解説記事でも、一次面接は現場の責任者や人事が行う傾向にあると説明されています。役員や社長が出てくる最終面接とは、見る人も見る点も違います。
未経験の応募者に対して、一次面接の担当者が確かめたいのは次の3点です。
- なぜITか:ほかの業界ではなく、IT・Web職を選んだ理由に中身があるか
- 自分で学べるか:研修やOJTを待つだけでなく、自分で調べて手を動かせるか
- 一緒に働けるか:分からないことを聞ける人か、話がかみ合うか
現場の責任者は「入社後に自分のチームで育てられるか」を見ています。人事は「社風に合うか」「すぐ辞めないか」を見ています。どちらも、今のスキルが高いかどうかは主な判断材料ではありません。未経験採用では、入社時点で実務ができないことは企業も承知しています。
一次面接で落ちる5つのパターン
一次面接で落ちる人には、共通するパターンがあります。自分の面接を振り返り、当てはまるものに印を付けてください。
パターン1:志望動機が「将来性」「手に職」で止まっている
「IT業界は将来性がある」「手に職をつけたい」は、未経験の志望動機で最も多い答えです。面接官からすると、ほかの業界でも同じことが言えるため、ITを選んだ理由になっていません。
直し方は、前職の具体的な出来事とつなげることです。たとえば「前職で手作業の集計に毎週3時間かかっていた。表計算の関数で30分に減らせたとき、仕組みで仕事を変える側に回りたいと思った」という形です。出来事、自分がしたこと、そこから考えたことの3つがそろうと、ITを選んだ理由として伝わります。
パターン2:「入社してから勉強します」と答えている
「研修でしっかり学びたい」「入社後に勉強して追いつきます」は、受け身に聞こえる答え方です。面接官が知りたいのは、入社前の今、何をどこまでやっているかです。
答えるときは、学習の中身を具体的に言います。教材の名前、学んだ期間、作ったもの、つまずいたところと解決した方法。この4点を1分程度で話せるように準備してください。量は少なくて構いません。自分で決めて続けていることが伝われば十分です。
パターン3:学んだことを説明できない
ポートフォリオや学習の話をしたあと、「どこが難しかったですか」「なぜその作り方にしたのですか」と聞かれて詰まるパターンです。スクールの課題やAIに書かせたコードをそのまま出していると、深掘りの質問で止まります。
自分の作ったものは、仕組みを人に説明できる範囲まで理解しておく必要があります。説明できない部分は、正直に「そこはまだ理解が浅いので、今調べています」と言う方が、知ったかぶりより評価は下がりません。
パターン4:前職の話が「不満」で終わっている
退職理由を聞かれて、前職の不満だけを話してしまうパターンです。人事は「うちに来ても同じ理由で辞めるのでは」と考えます。
不満そのものを隠す必要はありません。不満から何を考え、次の職場で何をしたいかまで話せば、前向きな転職理由になります。言い換えの手順は面接で退職理由をどう伝えるかの記事にまとめています。
パターン5:応募先の仕事内容を調べていない
「御社で開発がしたいです」と話したのに、応募先が運用保守やSES中心の会社だった。仕事内容の理解がずれていると、志望度が低いと受け取られます。
面接の前に、求人票の「仕事内容」と会社のサイトを読み、入社1年目に何をするのかを自分の言葉で言えるようにしておきます。分からない点は逆質問で聞けば、調べた上で関心を持っていることが伝わります。
不採用理由はどこまで分かるか
一次面接で落ちた理由は、応募の経路によって分かる量が違います。直接応募では、企業に聞いてもはっきりした答えは返ってこないことが多いです。
イーキャリアFAのQ&Aでは、面接に落ちた理由を開示する企業は少なく、聞いてもあいまいな返答になりやすいと説明されています。聞くこと自体は失礼ではありません。その場合はメールで、結果を受け入れたうえで次に生かしたいと伝える形が書かれています。
転職エージェント経由で応募した場合は、担当者が企業に確認できる可能性があります。マイナビエージェントのよくある質問でも、エージェント経由で応募して不採用になったときに、理由を知って次に生かす前提で説明されています。ただし、どこまで詳しく教えてくれるかは企業の判断によります。
未経験IT転職 | 一次面接の振り返り
応募の経路で変わる「不採用理由」の分かり方
落ちた理由を知る手段は、応募の仕方で違います
| 理由を聞けるか | 内容の具体さ | 次の面接への生かし方 | |
|---|---|---|---|
| 直接応募 企業に自分で聞く | △ 聞けるが答えは少ない | △ あいまいになりやすい | △ 自分の振り返りが中心 |
| エージェント経由 担当者が企業に確認 | ○ 担当者が確認できる場合がある | △ 企業の判断で変わる | ○ 担当者と対策を相談できる |
- ※エージェント経由でも、不採用理由を必ず教えてもらえるわけではありません
- ※どちらの経路でも、面接直後の自分のメモが一番確かな材料になります
IT転職ナビ
どの経路でも、一番確かな材料は面接直後の自分のメモです。聞かれた質問、自分の答え、詰まったところ、面接官の反応が変わったところ。この4つを、面接が終わって1時間以内に書き出しておいてください。
次の一次面接までに直す手順
一次面接で2回以上落ちているなら、次の応募の前に次の順で直します。全部を一度に直そうとせず、上から1つずつ進めてください。
- 面接メモを並べる:落ちた面接のメモを並べ、2回以上詰まった質問に印を付ける。同じ質問で詰まっているなら、原因はその答えにあります
- 3つの答えを書き直す:「なぜITか」「今何を学んでいるか」「前職を辞める理由」の3つを、それぞれ1分で話せる文章にする。出来事と数字を1つずつ入れる
- 声に出して録音する:書いた答えをスマホで録音して聞き直す。長すぎる答え、前置きが長い答えはここで削る
- 深掘りの質問を自分で作る:書いた答えに対して「それはなぜ?」「具体的には?」を2回ずつ当て、答えを用意する
- 応募先ごとに1行足す:求人票を読み、その会社の仕事内容とつながる1行を志望動機に加える
自分にどの職種が合うのか分からず、志望動機が固まらない人は、先に職種の向き不向きを整理すると答えを作りやすくなります。IT/Web転職タイプ診断(無料)で、関心のある職種の方向を確かめてから答えを作ると、話の軸がぶれにくくなります。
練習相手がいないときは第三者を使う
一人で直していると、自分の答えのどこが弱いのか気づきにくいものです。家族や友人に面接官役を頼むか、面接対策をしてくれる就職・転職支援サービスを使う方法があります。
20代(新卒・第二新卒・既卒・フリーター)で未経験からIT・Web職を目指しているなら、若手向けの就職支援サービスで模擬面接を受ける方法があります。実際に受ける会社を前提に話せる点が、一人の練習との違いです。
このサービスは対象が20代に限られます。30代以上の方は、別の転職エージェントや、ハローワークの職業相談で模擬面接を頼めるか確認してください。求人紹介がセットのサービスでは、希望とずれた求人をすすめられることもあります。合わないと感じたら断って構いません。
よくある質問
一次面接で落ちるのは、未経験だと普通のことですか
珍しいことではありません。ただし、5社以上続けて一次面接で落ちているなら、答え方に共通の原因がある可能性が高いと考えて、上の手順で見直してください。
一次面接の手応えがよかったのに落ちたのはなぜですか
面接の雰囲気がよくても、ほかの応募者と比べた結果で落ちることはあります。手応えと結果が合わなかった面接こそ、メモを残して次に生かしてください。
同じ会社に、一次面接で落ちた後に再応募できますか
できる会社もあります。ただし、期間を空けることを求める企業や、一定期間は受け付けない企業もあります。再応募を考えるときは、前回からスキルや状況がどう変わったかを説明できる状態にしてから応募してください。
一次面接と最終面接では、対策を変えるべきですか
変えた方がよいです。一次面接は現場や人事が「育てられるか」「一緒に働けるか」を見ます。最終面接は役員が「長く活躍しそうか」「会社の方向と合うか」を見ることが多いです。最終面接の対策は最終面接で落ちる理由の記事にまとめています。
まとめ
- 一次面接は現場の責任者や人事が担当し、「なぜITか」「自分で学べるか」「一緒に働けるか」を見ている
- 落ちる原因は、志望動機の浅さ、受け身の答え、説明できない学習内容、不満で終わる退職理由、応募先の調べ不足の5つが多い
- 直接応募では不採用理由は分かりにくい。エージェント経由なら担当者が確認できる場合がある
- 面接直後のメモを並べ、3つの答えを1分の文章に書き直し、録音して削る
あわせて読みたい
参考情報
- 面接で落ちる理由とは?一次・二次・最終面接で落ちる理由と対処法(リクルートエージェント)
- 面接に落ちたのですが、どうしてか企業に聞いても良いですか?(イーキャリアFA)
- 転職エージェント経由で応募したときの不採用理由とは?(マイナビエージェント)
最終確認日:2026-10-04
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、転職・収入を保証するものではありません。