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未経験でWebデザイナーの書類が通らない…ポートフォリオと応募書類で落ちる5つの原因と直し方【2026年版】

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「未経験OK」の求人にWebデザイナーとして応募しているのに、書類選考で見送りが続く。作品を作り直すべきか迷ったまま、ポートフォリオの作品数だけを増やしていないでしょうか。

書類で落ちる原因は、デザインの腕前だけではありません。応募先の条件、作品に添える説明、職務経歴書とのつながりでも止まります。止まっている場所を切り分けると、直す順番が決まります。

この記事でわかることは3つです。

  • 採用担当が書類で見ている3つのこと
  • 書類で落ちる5つの原因と、原因ごとの直し方
  • 提出前に直す順番と、相談先の選び方

書類で見られている3つのこと

Webデザイナーの書類選考では、ポートフォリオと応募書類から3つの点を見られます。デザインの質、求人の条件に合うスキル、作品の裏にある考え方です。

この3つは、クリエイター専門エージェントHIGH-FIVEのコラムが挙げる点です(更新日:2026-04-09)。考え方とは、どんな依頼にどう取り組み、どう解決したかという過程のことです。

マイナビクリエイターの記事(公開日:2024-04-16)には、未経験から書類選考を通過した例が載っています。その人は、ポートフォリオの作品一つひとつに制作の過程を書き足しました。作品を作り直す前に、説明の不足を先に疑う価値があります。

企業側の見方も同じ方向です。dodaの2026年下半期の転職市場予測(更新日:2026-07-06)が、重視される点を挙げています。スキルそのものより、事業の成果や使う人にとっての価値に結びつけたかという点です。若手は主体性と自己研鑽が評価につながる、とも書かれています。


書類で落ちる5つの原因

書類で落ちる原因は、次の5つに分かれます。当てはまるものから順に直します。

原因1 応募先の条件とのずれ

「未経験OK」の求人でも、スキルがゼロでよいとは限りません。

マイナビクリエイターの解説(公開日:2025-02-10)は、選考で求められる基本スキルを3つ挙げています。デザイン、コーディング(マークアップ)、ディレクションです。同じ解説は、知識やスキルがゼロでもよいという求人は怪しいと判断すべき、としています。

求人票の「必須」欄に、使えないツールや言語が並んでいないかを確かめます。FigmaやPhotoshopの使用経験、HTMLとCSSでのコーディングなどです。必須条件を満たさない求人ばかりに出していると、作品の出来と関係なく落ちやすくなります。

相談先の選び方にも、同じずれが起きます。クリエイター専門のエージェントには、経験者向けのところがあるからです。HIGH-FIVEは公式サイトで、実務未経験の人に紹介できる求人は大変限られると案内しています。募集がない場合は基本的に見送りとしています(最終確認日:2026-09-11)。

原因2 説明のない作品

画像を並べただけのポートフォリオでは、作品の裏にある考え方が伝わりません。

作品ごとに添える項目は、転職サービスの解説でおおむね共通しています。HIGH-FIVEのコラムとマイナビクリエイターの解説から、未経験でも書ける項目を抜き出すと次の6つです。

  • 作品名と概要(架空の案件なら、架空と明記)
  • 目的とターゲット(誰に、何をしてもらうためのサイトか)
  • 工夫した点と理由(配色、レイアウト、導線を選んだ根拠)
  • 使用ツール(Figma、Photoshop、HTML/CSSなど)
  • 担当範囲(デザインのみか、コーディングまでか)
  • 制作期間

両社の解説には、アクセス数などの成果を書く項目もあります。自主制作では成果の数字が出ないことがほとんどです。数字は作らず、狙いと工夫の理由を書きます。創作した数字は、面接で質問されたときに説明がつきません。

原因3 応募先に合う作品の並び

同じポートフォリオを全社に出していると、応募先が求める作品が後ろに埋もれます。

マイナビ転職の解説(公開日:2025-02-21)は、応募先の企業によって内容を変えるのがベストとしています。応募先で必要な技術に近い作品を前に出す、という考え方です。

たとえばECサイトを運営する会社には、バナーや商品ページの作品を先頭に置きます。コーポレートサイトを作る制作会社には、情報を整理したサイト設計の作品を先に見せます。

作品数の目安は、HIGH-FIVEが10〜15作品、マイナビ転職が10〜20作品程度としています。どちらも未経験に限った数字ではありません。自主制作しかない人について、マイナビクリエイターは選び方の基準を示しています。「プロとしての水準を超えていると思えるもの」を選ぶ、という基準です。数を合わせるために練習途中の作品を混ぜると、ポートフォリオ全体の印象が下がります。

原因4 権利の扱いの確認不足

載せてよいか確かめていない作品は、出来が良くても出さないのが原則です。

  • 前職や知人から頼まれた実在の案件:クライアントの明確な許諾がない成果物は、原則として掲載できません。SHEsharesの解説(更新日:2026-05-15)の説明です
  • 架空の案件:同じ解説は、架空であると明記して制作すれば守秘義務違反のリスクはないとしています
  • 他人の文章や画像を使う場合:マイナビクリエイターは、出典を明記する引用のルールを解説しています
  • スクールの課題:教材や素材の権利がスクール側にある場合があります。詳しくはスクールの課題作品は、そのままポートフォリオにしていい?で扱っています
  • 模写・トレース:元のデザインは他人の作品です。練習の記録にはなりますが、自分の作品として主力に置くものではありません

未経験Webデザイナー | ポートフォリオの作品

作品の種類で変わる載せ方

出す前に、権利と書き添える内容を確かめます

載せてよいか伝わりやすいこと書き添えること
架空の案件 目的とターゲットを自分で設定 架空と明記すれば出せる 企画から考える力 架空であること・狙い
許諾を得た実在の案件 知人・店舗など 明確な許諾があるものに限る 依頼に合わせて作る力 許諾の範囲・担当範囲
スクールの課題そのまま 教材を使った作品 スクールの規約次第 他の受講生と作品が似やすい 課題であること・自分で足した部分
模写・トレース 元のデザインは他人の作品 × 自分の作品としては出さない 再現する技術 模写であること・元のサイト
  • ※「出せる」は掲載してよいという意味で、選考の通過を約束するものではありません
  • ※前職の作品は、雇用契約やクライアントとの契約で扱いが決まります。載せる前に契約内容を確認してください

IT転職ナビ

原因5 作品とつながらない書類

ポートフォリオがあっても、職務経歴書と志望動機は読まれます。

「ポートフォリオがあれば職務経歴書は簡易でよい」という考えを、マイナビクリエイターの解説は誤りとしています。未経験の場合は、志望職種に近い別の職種の経験を書くよう勧めています。採用後に何ができるかを、採用担当にイメージさせるためです。

前職の経験は、Webデザインの仕事のどこに近いかで書きます。書き方の例は次のとおりです。

  • 営業・接客:相手の要望を聞き取り、提案した経験
  • 事務:資料を見やすく整えた経験、決まった期限で仕上げた経験
  • 販売・EC運営:商品の見せ方を考え、売り場やページを変えた経験

志望動機は、ポートフォリオの先頭の作品と同じ言葉でつなげます。「ECのバナーで購入につなげる工夫を学んだ」と書くなら、先頭にもバナー作品を置きます。書類と作品が同じ方向を向いていれば、読む側が迷いません。

エンジニア職も含めた書類選考全般の原因は、未経験のIT転職、書類選考で落ち続けるのはなぜ?で整理しています。


提出前に直す順番

5つの原因は「応募先→作品→書類」の順に直すと、手戻りが少なくなります。応募先が決まらないと、先頭に置く作品も書類の言葉も決まらないからです。

  1. 求人票の「必須」欄を読み、満たしていない条件がある求人を外す
  2. 応募先の事業に合う作品を、ポートフォリオの先頭に置く
  3. 各作品に、目的・ターゲット・工夫の理由・ツール・担当範囲・期間を書く
  4. 許諾のない実在案件を外し、架空案件と模写にはその旨を明記する
  5. 職務経歴書と志望動機に、先頭の作品と同じ言葉を入れる

5つを直しても書類が通らない場合は、入口の職種を広げる方法があります。マイナビクリエイターの記事は、Web運用やWebディレクターなど関連職種からのステップアップにも触れています。バナー制作やコーディングから入る道は、Webデザイナーの求人倍率はどれくらい?未経験転職が「厳しい」と言われる現実と突破口で整理しました。

1社目を制作会社と事業会社のどちらにするかでも、合う作品は変わります。違いは未経験からWebデザイナー、1社目は「制作会社」と「事業会社(インハウス)」どっち?にまとめています。


作品を第三者に見てもらう方法

自分で直しても書類で止まるなら、ポートフォリオを添削してもらえる相談先を使います。自分の作品の説明不足は、作った本人には気づきにくいからです。

Webデザイナー一本で行くか、コーダーやWeb運用も含めるかで迷っている場合は、先に方向を絞ります。IT/Web転職タイプ診断(無料)で向き不向きを整理してから相談すると、面談で話す内容が決まります。

マイナビクリエイターは、Web・ゲーム業界のクリエイター職を扱う転職エージェントです。公式のよくある質問によると、利用料金はかかりません。履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの添削もしています。大半の利用者が在職中に申し込んでいる、とも書かれています(最終確認日:2026-09-11)。

一方、実務未経験の人にどれくらい求人を紹介できるかは、公式のよくある質問に記載がありませんでした。登録の前に公開求人を検索し、希望エリアに「未経験可」の求人があるかを確かめておくと、相談の中身が具体的になります。サービスの内容はマイナビクリエイター(公式サイト)で確認できます。


よくある質問

Q. ポートフォリオは何作品あれば応募できますか。

A. 転職サービスが示す目安は10〜20作品程度ですが、未経験に限った数字ではありません。自主制作だけの場合は、人に見せられる水準の作品に絞るほうが先です。応募先に合う作品が先頭にあるかも確かめてください。

Q. MATCHBOXでポートフォリオを作ればいいですか。

A. 今から新しく使うことはできません。MATCHBOXはマイナビワークスのポートフォリオ作成サービスです。公式のお知らせ(2026-08-31掲載)によると、新規登録の受付は2026年8月31日に停止しました。サービス自体も2026年10月30日17時に終了し、以降はログインできなくなります。すでに使っている人は、終了日までに作品の画像と説明文を手元に保存しておくと安全です。

Q. HTMLとCSSが書けないと、書類で落ちますか。

A. 求人によって違います。マイナビクリエイターの解説は、HTMLやCSSが表す意味を理解しておくことが重要としています。コーディングを必須に挙げる求人なら、書けないままでは条件を満たしません。求人票の必須欄と歓迎欄を分けて読み、応募するかを判断します。

Q. 模写した作品は載せないほうがいいですか。

A. 載せるなら練習の記録として扱い、模写であることと元のサイトを書き添えます。元のデザインは他人の作品なので、主力の作品には向きません。主力には、目的とターゲットを自分で決めた架空の案件を置きます。


まとめ

  • 書類では、デザインの質・求人の条件に合うスキル・考え方の3つが見られる
  • 「未経験OK」の求人でも、必須欄の条件を満たしているかを先に確かめる
  • 作品ごとに、目的・ターゲット・工夫の理由・ツール・担当範囲・期間を書く
  • 応募先に合う作品を先頭に置き、許諾のない作品は外す
  • 職務経歴書と志望動機は、先頭の作品と同じ言葉でつなぐ

書類で落ちたときは、作品を増やす前に、5つの原因のどこで止まっているかを確かめます。直す場所が分かれば、次の応募で出す書類を変えられます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、転職・収入を保証するものではありません。


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