未経験からのIT転職、年収はどう変わる?1年目の現実と3年で上げる方法を正直解説【2026年版】
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「未経験からIT業界に転職したら、年収って上がるのかな。それとも一度下がるんだろうか」
手に職をつけたくてIT転職を考え始めると、次に気になるのがお金の話だと思います。ネットを見ると「エンジニアは高年収」という景気のいい話がある一方で、「未経験だと最初は年収が下がる」「SESは薄給」といった不安な言葉も目に入ってきて、結局どっちなの、とモヤモヤしている方は多いはずです。
先に結論をお伝えします。未経験からのIT転職では、1年目の年収は前職より下がる人も珍しくありません。 ただし、これは「損」ではなく「投資期間」です。適切な環境を選び、2〜3年かけて経験とスキルを積めば、年収を段階的に上げていくことは十分に現実的です。
この記事では、初年度のリアルな相場、なぜ最初は上がりにくいのか、そしてどうすれば年収を上げられるのかを、脅しでも夢物語でもなく事実ベースで整理します。
なお、年収は年齢・地域・職種・入る会社によって大きく変わります。ここで紹介する数字はあくまで一般的な目安で、あなたに必ず当てはまるものではない点を先にお断りしておきます。
未経験IT転職、1年目の年収の相場は「300〜350万円」
まず数字から見ていきましょう。各転職メディアや求人サービスの情報を総合すると、未経験からIT業界(主にエンジニア職)へ転職した1年目の年収は、おおむね300万〜350万円が相場とされています。月収でいうと20万〜23万円ほど、賞与を含めても年収300万円前後に落ち着くケースが一般的です。
ここでよく起きるのが、「前職のほうが年収が高かった」という現象です。たとえば営業や販売で年収380万円ほどもらっていた人が、未経験エンジニアとして転職したら初年度は320万円になった、という話は決して特殊ではありません。
これは、あなたの能力が低いからではなく、IT業界では「実務経験の有無」が給料を大きく左右するためです。未経験の段階では、企業側からすると「これから育てる人」という位置づけになるので、スタートラインは低めに設定されます。
ここで大事なのは、「1年目の年収」だけを見て判断しないことです。IT転職の年収は、入社時点の数字よりも、そこからどう伸びていくかのほうがはるかに重要だからです。
最新の相場は求人サービスによって幅があります。実際の応募前には、最新情報を公式サイトや求人票でご確認ください(最終確認日:2026-07-09)。
なぜ最初は年収が上がりにくいのか
「未経験歓迎なのに、なぜ給料は低いの?」と感じるかもしれません。理由を分解すると、大きく3つあります。
1. 「未経験=これから戦力になる人」だから
当たり前のことですが、入社直後のあなたはまだ一人で案件を回せません。研修や先輩のフォローを受けながら少しずつ仕事を覚えていく段階です。企業から見れば、給料を払いながら教育している状態なので、最初の年収は控えめになります。逆にいえば、戦力になれば上がる余地がある、ということでもあります。
2. 会社のビジネスモデルで「上限」が決まることがある
これは意外と知られていない、でもとても重要なポイントです。あなたの年収は、あなたの頑張りだけでなく、**所属する会社の稼ぎ方(ビジネスモデル)**にも強く影響されます。
たとえばSES(客先常駐でエンジニアを派遣する形態)の場合、あなたが客先で働いて生み出す売上の一部が、中間マージンとして会社に差し引かれます。商流(発注元から自社までの間に何社挟まっているか)が深いほど、このマージンが積み重なり、手元に残る給料が抑えられがちです。
つまり、同じスキルレベルでも、「どんな会社にいるか」で年収の上限が変わってしまうのです。SESが一概に悪いわけではありませんが、未経験の入口として選ぶなら、この構造は知っておいて損はありません。
3. 昇給のペースは「年30万円ずつ」が一つの目安
各メディアの情報では、ITエンジニアはスキルアップに伴って年に30万円前後ずつ年収が上がっていくケースが多いとされています。派手ではありませんが、経験を積むほど着実に伸びていくのがこの業界の特徴です。
未経験IT転職 | 年収の伸び方
所属する会社のタイプで年収の伸び方は変わる
同じスキルでも「どこで働くか」で上限が変わります
| 初年度の入りやすさ | 年収の上がりやすさ | |
|---|---|---|
| SES・客先常駐 未経験の入口として多い | ○ 未経験採用が多く入りやすい | △ 商流が深いと上限が抑えられがち |
| 自社開発企業 選考は厳しめ | △ 未経験の枠は少なめで競争率が高い | ○ 上流や管理職で伸ばせる可能性 |
- ※SES・自社開発いずれも会社ごとに差が大きく、社名だけで良し悪しは決まりません。求人票と面談で個別に確認を。
IT転職ナビ
この図は「SESは悪、自社開発は正解」という単純な話ではありません。SESにも待遇の良い会社はありますし、自社開発でも年収が伸び悩む会社はあります。あくまで「会社の稼ぎ方が年収に影響する」という構造を示したものです。SESという働き方そのものの向き不向きは、SES・客先常駐は未経験転職の「アリ」な選択肢?後悔しない会社の見分け方で詳しくまとめています。
2〜3年で年収を上げるための現実的な道すじ
ここからが本題です。1年目が低めでも、正しく動けば年収は上がります。各メディアの情報を整理すると、経験年数別の目安はおおよそ次のようになります。
- 1年目:320〜380万円(研修・下積み期間)
- 2年目:350〜430万円(+15〜30万円ほど)
- 3年目:400〜500万円(さらに+30万円前後)
3年以内に400万〜500万円台に届くことは、環境が合っていれば十分に現実的です。もちろん全員がこうなるわけではありませんが、「未経験スタート=ずっと薄給」ではない、ということは知っておいてください。では、具体的に何をすればいいのか。ポイントは3つです。
1. まず「実務経験」を積み切る
遠回りに見えますが、これが一番効きます。IT業界では2〜3年の実務経験がある人材の市場価値がぐっと上がります。最初の会社で年収が低くても、そこで経験を積むこと自体が、次のステップの年収を押し上げる土台になります。焦って1年未満で転職を繰り返すより、まずは一つの環境でしっかり経験を積むほうが結果的に年収は伸びやすいです。
2. 「需要が高く供給が少ないスキル」を戦略的に取りにいく
年収を構造的に上げるには、みんなが持っているスキルより、需要のわりに人が少ないスキルを身につけるのが効果的です。未経験からのステップアップとして、各メディアがよく挙げるのが基本情報技術者試験やAWS認定クラウドプラクティショナーなどの資格・スキルです。何から取るべきかの優先順位は未経験からIT転職に役立つ資格おすすめ5選で整理していますが、いずれにせよ「入社後も学び続けられるか」が年収の分かれ道になります。
3. 2〜3年後に「経験者としての転職」で一段上げる
IT業界では、2〜3年の実務経験を積んでから転職すると、年収が大きく上がるケースが多いとされています。1社目で経験を積み、2社目で待遇の良い会社(自社開発企業や、商流の浅い優良SESなど)に移る——この「経験者としての転職」が、未経験スタート組が年収を伸ばす王道パターンです。
つまり、1社目は「年収」より「経験が積めるか」で選び、2社目で年収を取りにいくという2段構えが現実的です。
年収アップの転職では、エージェントの活用が近道になりやすい
経験者としての転職で年収を上げたいなら、非公開求人や年収交渉に強い転職エージェントを使うのが近道になりやすいです。特に、毎日忙しく働きながら転職活動をする場合、求人探しや条件交渉を任せられるのは大きな助けになります。
年収アップを狙うIT転職を考えている人は、こうしたサービスを一度覗いてみるのも手です。
【TechClipsエージェント】※どのエージェントが合うかは人によります。まずは無料相談で、今の自分の市場価値を聞いてみるところから始めるとよいでしょう。エージェントの上手な使い方は未経験のIT転職で転職エージェントを使い倒す方法にまとめています。
今の自分にできる、年収を上げるための具体アクション
最後に、今日から動ける具体的なステップを整理します。
- 1社目は「年収」だけで選ばない。研修・サポート体制、扱う技術、商流の深さを求人票と面談で確認する。低めの初年度でも、経験が積める環境なら価値がある。
- 入社後も学び続ける前提を持つ。基本情報技術者やクラウド系など、需要のあるスキルを1つずつ積む。
- 2〜3年後の「経験者転職」を最初から視野に入れる。1社目でどんな経験を積めば次に有利かを逆算して働く。
- 自分の市場価値は定期的に測る。転職エージェントの無料相談で、今の経験だとどのくらいの求人があるかを聞くだけでも、目標設定がぐっと具体的になる。
「未経験だから年収が低い」のは最初だけです。大事なのは、その低い時期を「投資」として使い切り、伸ばす動きを早めに始めることです。自分がどの職種・働き方に向いているか迷っている段階なら、まずは方向性を整理するところから始めてみてください。
よくある質問
Q. 未経験からのIT転職で、年収が下がるのは避けられませんか? A. 必ず下がるわけではありませんが、前職の年収が高い場合は1年目に一時的に下がる人が多いのは事実です。ただし2〜3年で挽回・逆転していくケースは珍しくありません。「一時的に下がっても回収できる見込みがあるか」で判断するのがおすすめです。
Q. SESに入ると年収は上がらないのですか? A. 一概には言えません。SESでも待遇の良い会社はあります。ただし商流が深い(間に多くの会社が入る)と中間マージンで手取りが抑えられやすい傾向はあります。会社ごとに大きく差があるので、社名や形態だけで決めず、求人票と面談で個別に確認してください。
Q. どのくらいの期間で年収400万円を超えられますか? A. 環境が合っていれば3年以内に400万〜500万円台に届くことは現実的とされています。ただし会社のビジネスモデルや本人のスキルアップ次第で差が出ます。年数だけを保証するものではない点はご理解ください。
Q. 年収を上げるには資格を取るべきですか? A. 資格そのものが直接大幅な昇給につながるとは限りませんが、需要のあるスキルの証明として役立つ場面はあります。特に未経験〜若手の段階では、基本情報技術者やクラウド系の資格が学習の道しるべになりやすいです。
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参考情報:
- 未経験ITエンジニアの年収の上がり方は?経験年数別の年収も紹介(ユニゾンキャリア)
- エンジニア未経験の年収の上げ方は?年代別・職種別の相場と上がり方も(Geekly)
- 未経験SESの年収はなぜ低いのか?収入を上げる方法を解説(侍エンジニアブログ)
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、転職・収入を保証するものではありません。